実行

オペラから学ぶ感情の上手な使い方

僕は元々ボイストレーナーとして
起業しました。

 

オペラやミュージカルに出ていた
こともあり、

なので声を使った表現、

というものにはある程度詳しいです。

 

オペラやミュージカルの発声には、

ベルカント唱法

という歌い方が使われます。

 

身体をならす美しい歌い方

ですね。

 

で、この時僕が学生時代よく
注意されたのが、

随意筋と不随意筋

の話でした。

 

!?!?

 

まあしばしお付き合いくださいw

 

人間の筋肉には2種類あると
言われていて、

 

随意筋は意識して動かせる
筋肉。

不随意筋は意識して動かせない
筋肉。

 

不随意筋の代表としては、
心臓の筋肉とか。
(心臓を意識して動かしたり
とめたりしたら怖いですよね、、、)

 

で、おもしろいことに、
呼吸で使われる筋肉のうち、

肺周辺の筋肉は随意筋であり、

横隔膜は不随意筋というふうに
言われています。

 

つまり、呼吸とは、

随意筋と不随意筋が協力して
おこなう協調行動である、と。

 

まあ平たく言えば、意識と無意識を
両方使えるのが呼吸って
ことですね。

 

寝てる時に息が止まると困るので、
無意識的にも呼吸は行われるし、

でも意識して、止めたり、早く吸ったり
動かしたり、もできる。

 

まさに意識と無意識の両面を
もった行動が呼吸である、と。

 

で、歌うのに当然この呼吸という
行為は重要で、

例えば息を吸う時、

この時に感情が伴うと、
めっちゃ息吸えたりします。

 

すっごい喜んだ時に、

「わあ!ありがとう!」

という直前の息の吸い込み方、
想像していただくと、

いつもより空気入ってる感じ
しません?

 

あれが、不随意筋の働き。

 

なので、意識的に

「息吸うぞ~!」

ってやるよりも、
感情を使った方が、
より大きく息が吸える。

 

だから、歌う時に、そのフレーズに
あった感情を呼び起こして、
その感情を使って息を吸い込みます。

 

で、じゃあ、吐き出す時、
つまり声を出すときは、

このときは感情的になりすぎたら
せっかくたくさん吸えた息を
無駄に使ってしまう。

 

なので、感情を使って取り込んだ息を
ある意味少し冷静にコントロールしなら
使う。

 

イメージ的には、
感情ダダ漏れの人、というより、
圧をかけてるけど、滲み出てる魅力、

みたいなイメージでしょうか。

 

忍者の漫画、ナルトでいうところの
らせんがんという必殺技。

 

あれもエネルギーをとどめることによって
威力を上げている必殺技になりますね、

あんな感じ。

 

僕の先生はそれこそ、
感情を使うプロで、

息を吸い込む瞬間にもう感情が
滲み出ていて、

そして吐き出す声には色気が
ブワッとのっている。

 

冷静なんだけど、感情的

 

そんな感じでした。

 

この感覚って、実はコーチングの
時にも使っていて、

抑圧してきたものって
爆発的な色気や
エネルギーになると思っています。

 

感情は使うんだけど、
相手に感情のままぶつかりにいく、
というわけではない。

 

感情はエネルギーなので、
いいように活用したら、
進化、イニシエーションのツールに
なります。

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