”理由探し”にハマりすぎると、
大切なことを見落とすかもしれません、
という話。
例えば、ダイエットをしていて、
ついつい買い食いをしてしまって、
食べてしまって、
「どうして食べちゃうんだろう・・・」
という思考の時とかは、
あまり考えなくてもいいことに
ハマってしまっている状態。
「どうして食べちゃうんだろう」
という思考によって、
「空腹の状態をどう感じているか」
を避けている状態、とも言える。
他の例で言うと、
大好きな人にフラれたとして、
「どうしてフラれたんだろう」
と分析を始めると、
「フラれて傷ついた自分を感じること」
を避けている状態になる。
寂しい時は、
「どうして寂しいんだろう」
ではなく、
「寂しさを感じている自分」
を感じてみる。
まるで精密機器で、自分の身体を
じっくりスキャンするように、
身体のどこがどんな感じがするか、
そしてその強さはいかほどか、
綿密に言葉にしてみる。
感じることによって、感情は
解放されていくけど、
それ以外にも利点がある。
それは、
”感覚のデータベースができる”
ということ。
大抵の人は、
”いい感じ”
なのか
”悪い感じ”
なのか
という2種類のデータベースしか
なかったりする。
でも、いい感じ、というのは、
どんなふうにいい感じなのか、
例えば、嬉しい、楽しい、安心、
落ち着く、ちょっとうきっとする、
ほんわかする、
さあ、どれがいちばんしっくり
くるだろう。
悪い感じ、というのは、
どんなふうに悪い感じなのか
例えば、寂しい、悲しい、落ち込む、
絶望、罪悪感、無価値観、締め付けられる感じ、
孤独、冷淡、
さあ、どれがいちばんしっくり
くるだろう。
こんなふうに感覚を細かく細かく
言語化していく。
すると、
「あ、なんか嫌な感じ」
から、
「あ、孤独な感覚を感じている」
に変わり、正体がわかると
安心する。
そして、
「この孤独な感覚は、
そういえばお腹が空いた時の
感覚と同じだなあ」
とか
「この寂しい感じは、いつも
夜に感じるなあ」
と、
今まで感じたことがある
データベースとの照合ができ始める。
ここで初めて、分析が意味を
なしてきて、
「ああ、この孤独な感じ、
いつもこれどこかしら感じていて、
根本的に自分は一人ぼっちだと
思っているんだなあ。
そして、この一人ぼっちというのは、
自分が、ひとりぼっちという世界観で
生きるのを決めていて、
なにかメリットがあって
決めてるんだろうな~。
なんのメリットがあるのかな~、
人と関わると失うかもしれない
という思い込みがあって怖いのかな~」
など。
この、
”感じる”
というプロセスがに抜けると、
同じように分析をしたとしても、
なんか置いてきぼりになる。
感じられない感情は潜在意識に溜まり、
同じような出来事を繰り返す。
職場変わったのに、似たような苦手な
上司に出会ったり、とか、ね。
僕は大体、苦手だなあ~と感じた人と、
結果2人きりになることが多い(笑)
ああ、これは何を苦手と思ってるか
明らかにして、感じて、解放しろということ
やなと思い、それをしながら
会話をしていると、
実は一番仲良くなったりする(笑)
正しく出来事のロジックを解釈して、
介錯してやれば、
なんか良い結果に落ち着く。
そのために、”感じること”
「考えるな、感じろ」
というより、
「感じてから考えろ」
かな~。
そして感じて感じて、感覚の
データベースがたくさんできると、
一つの出来事からたくさん気づける
ようになるよ~^^
僕の感覚的には、そのおかげで、
潜在意識を炙り出すような
無用なトラブルがあまり起こらないんだと
思う(笑)
改めて、
繊細に感じること、
そして感じたことを言葉にすること
ぜひトライしてみてくださいね^^